2016/07/17

ご返信(アンケ3/21-6/12) ご返信

[ ]
閲覧&拍手(多分連打も)、アンケートご回答ありがとうございます!  以下アンケートひとことのご返信(小説家になろうさんの活動報告と重複)です。ご返信たいへん遅くなってすみません。
3/21 10:37、03/30 15:39に返信不要でコメント下さった方々、ありがとうございました。こちらもお礼がたいへん遅くなってすみません。

03/22 15:47 Pさんの作品大好きです

他作品も読んでくださってありがとうございます。私もスーパーで思い出しますv

03/24 23:38 こういった感想を書くのは苦手で

エキゾチックな美男…イメージを壊してすみませんww アッシュブロンドで三白眼のロビンもイイ!

04/06 16:20 おもしろい

うれしい

04/10 07:40 一気に読んでしまいました

力技で解決するふたりが冒険する非日常もまた書きたいですv

04/20 00:12 登場人物が魅力的!

やった!

05/29 20:41 早く結婚してぇ〜!

その前に単位だ!

06/12 09:50 一度無人島編と少し先まで

間欠泉ですが枯れません! お待たせしてます!
2016/07/17

ご無沙汰しております 更新予定/進捗

[ ]
閲覧&拍手(多分連打も)ありがとうございます! たいへんご無沙汰しております!

1.超短編
このところ夏休み的サムシングで小説家になろうさんのブックマーク、アンケートのご回答など増えてきたのですが、すぐ出せる新作がないのでお茶請けがわりに過去のついのべ(ツイッター小話)をまとめて10日ほど連続で更新します。
小説家になろうさんでは昨日から7月27日まで、ブログでは今日から7月27日までと一日分少なくなりますがこれはブログで「バレンタインついのべまとめ」として転載済の分です。(他にもブログにしかないショートショートがあるような気がするけどそのうち整理します~)

2.アンケコメ返信
今回「フライディと私常設アンケート」のひとことコメントのご返信があまりに滞って申し訳なかったので、コメントへのご返信は本日完了分までとし今後行いません(が、すべて画面を拝みながら読んでおります)。要返信の方はメルフォをご利用ください。無記名でも送れます。

3.看板「フライディと私」続き
職場移転などで家で書く時間がなかなかとれず、久しぶりに書こうとして「あれ、私いつもどうやって書いてたっけ」となっていますがぼちぼちは書いてますのでうーんと気長にお待ちいただければ幸いです……
2016/07/17

ページの端(pisforpage超短編)■幼馴染 サイト未・なろう済

[ ]
※7月27日まで毎日正午に一編ずつ投稿します

■幼馴染 

 幼馴染に野生児がいた。

 腹が空けばノビルを掘り怪我をすればユキノシタの葉を揉んで傷に当て草の茎で固定する。
 こいつと一緒に木に登ってカラスの巣のキラキラした宝物を見つけたり、雨の後の地面で水晶を拾ったりした。

 でも周りに聞いてもそんな友達はいなかったという。あれは誰だったんだろう。

*~*~*

 祖母の遺品を整理していたら「綴り方」という束が出てきた。
 祖母の小学校の文集だった。

 そこに書かれた子供時代の祖母はやんちゃで男勝りで、そう、あの幻の幼馴染にそっくりだ。

 そういえばあのころ祖母は寝たきりでいつもうとうとしていたっけ。
2016/07/18

ページの端(pisforpage超短編)■壁ドン サイト未・なろう済

[ ]
 ポケットに両手を突っ込んだまま、挨拶もしない幼馴染の行く先を上げた足で封じて壁を蹴りつけた。

「無視すんなよ」
「お前こそ壁ドンすんなよパンツ見えるぞ」
「見えねーよバカ」
「バカはお前だバカ」

 かっとなった瞬間、
「俺以外の奴に見せんじゃねーよ」

 ……なっ、何言ってんだバカ!

*〜*〜*

 口が悪くて男を男だとも思ってない幼馴染がありえないほど動揺する姿に胸がすく。

 ちょっとからかっただけなのにマジにとるなよ。
 俺はこいつのパンツなんかガキの頃にさんざん見てるから別に見たくもないけど、他の奴が見たら

 ……っておいっ、違うから!

 こいつが好きとかそんなんじゃないからっ!!
2016/07/19

ページの端(pisforpage超短編)■台風 サイト未・なろう済

[ ]
 新しいプロジェクトで一緒になった、ちょっと気になる彼から内線電話。

「甘木さんってどこに住んでるんですか?」

 えっ、どうしてそんな個人情報が知りたいんですかっ!?

「台風で電車止まっても月曜の会議出られそうですか?」

 私の!
 ときめきを!
 返せ!

 電話を握りしめ、歯を食いしばりながら最寄り駅を告げると彼が言った。

「そのあたりなら通り道なので、朝よかったら車で拾っていきましょうか?」

 ごめんなさい。さっきのときめきやっぱりありで。
2016/07/20

ページの端(pisforpage超短編)■対G サイト未・なろう済

[ ]
 2X14年、サイボーグ化された生物による盗聴・盗撮が実現し人々のプライバシーは脅威にさらされていた。
 そしてそれに対抗するため作り出された新たなサイボーグ生物により、さらなる混迷が世界に広がっていた。

「対Gですとすぐご用意できるのは二種類になりますね。まずアシダ」
「チェンジで」
「見た目はアレですが場所をとりませんし、世話も楽ですよ」
「チェンジで!」
「もう一種は隣の部屋のGの足音まで聴こえるという猫になりますが、こちらは遊んでやったり、やや手間がかかります」
「それでお願いします」
「オプションのニャウランゲージ22はおつけしますか?」
「? はい」

 帰宅した男はさっそく連れ帰った対G装置、猫をケージから出した。

「ごはんくださいニャ」
「喋った!」

 とてとてと歩き新しいテリトリーを巡回する猫が不意に動きを止め、電光石火の勢いで黒い虫を押さえつける。

「これ食べるニャ」
「可愛く言ってもダメニャ!」
「かいぬし、ニャが移った」
「いいからペッしなさい!」
「しないニャ!」
「するニャ!」

*~*~*

(なにこれ可愛い……)

 語尾のニャに萌えた男のストーカーがGサイボーグ、トカゲサイボーグと次々投入しまくったおかげで、その後の男の日常はより過酷なものになっていった。

「おまえが有能なのは分かったから戦果を枕元に並べるんじゃないっ!!」
2016/07/21

ページの端(pisforpage超短編)■魔女母娘 サイト未・なろう済

[ ]
 小二の頃、隣の借家に魔女っぽい母娘が引っ越してきた。
 母親は玄関先で娘の首にマフラーを巻いて何か短い呪文のような言葉を口にする。娘も同じ言葉を繰り返す。

 仲良くなったら何と言っているのか聞こうと思ったのに、俺が盲腸で入院してる間に隣はまた引っ越してしまった。

*~*~*

 何年も経ってから英語の授業で、英語ではくしゃみをした人に"Bless You"というんだと教わった。
 あの家族は外国人だったんだろうか。
 もう顔もはっきりと思い出せない母娘のことを、そんな風に考えた。

*~*~*

 更に何年も経った今年。
 模試の会場で後ろから聞こえた声にはっとした。

「フーチフーチ」

 これだあっ!
 全然英語じゃなかった!
 見知らぬ女子にとびつくようにして話しかける。

「それ何!?」
「えっ、風池? 首の後ろのツボ。ここあっためると風邪ひかないの」

 ……子供時代の魔法が色あせ、当たり前の景色に変わった瞬間。

「っていうか坂下くんだよね?」
 どこかで見たような顔の彼女が笑う。

 心臓がドキドキする。
 視界のホワイトバランスに補正が入る。
 
 俺は新しい魔法にかかったみたいだ。
2016/07/22

ページの端(pisforpage超短編)■旦那様と私 サイト未・なろう済

[ ]
 お化け屋敷と揶揄される古い館。
 使用人もみんないなくなり今では私しか残っておりません。

「お前も早く出ていきなさい」
「旦那様お一人では食事もなさらずに儚くなっておしまいでしょう」
「そう簡単に死なないよ」

 いつものやりとり。

 この穏やかな日々が続けば……そう思っておりました。

 けれど今、私は心から悔いております。
 侵入した強盗から私を庇って、旦那様の胸に刃が突き立てられたのです。

 私が、私などがいなければ旦那様は強盗に立ち向かったりなどなさらなかったはずですのに。

 血が、
 血が止まりません。

 旦那様の手が私の頬に伸びました。
「怪我はないかい?」
「旦那様、死なないでっ……置いていかないでっ……」

 旦那様を心配するような顔をして、本音は自分が一人になりたくなかっただけ。
 こんな勝手で足手まといな私を庇って旦那様は──

「……死ねたら苦労はないんだがなあ」
「旦那様!」

 むくりと起き上がった旦那様の胸から、カランと音を立てて血のついた刃が落ちました。

 さきほどまでとは違う安堵の涙に咽びつつ私は、ここがお化け屋敷と呼ばれる本当の理由を知ったのです。

※不死だけど貧乏
2016/07/22

連続更新ラスト伸びました →7/28まで 更新予定/進捗

[ ]
27日までの予定で連続更新中のpisforpage超短編ですが、小説家になろうさんの方でポカをやったリカバリにもう1編書いて連続更新のラストを28日に延長します〜
2016/07/23

ページの端(pisforpage超短編)■改札の前 サイト未・なろう済

[ ]
「あっ、あのっ! わたし中学で一緒だった」

 改札の前、真っ赤な顔で俺を見上げる彼女。えっ、もしかして告白とかされちゃったり?

「会社に財布忘れちゃったの! 絶対返すからチャージ足りない分120円貸して!」

 ――――短い夢だったけど、120円なら安いもんだよな!

*〜*〜*

「卒業アルバムと住所変わってない?」
「いいよそれくらい。よく俺が分かったね」
「知り合い通らないかガン見してたから」

 というのは嘘。
 写真部だった当時おこずかい稼ぎに隠し撮りさせてもらってました! 1枚120円の良心価格!

 実はデータ消してないなんて言えない!


※見た目は普通で体育祭のヒーローになる系男子(着替え中とかじゃなければ隠し撮りは違法ではありませんがお勧めはしません)
2016/07/24

ページの端(pisforpage超短編)■ミダスの泉 サイト未・なろう済

[ ]
 男達は困り顔で泣き崩れる娘を見下ろしていた。

 娘の下には金色に輝く父親の亡骸がある。呪いの泉で金に変わったのだ。

「可哀想だが、全部残すというわけにはいかないんでね」
 一人がそう言って金無垢の像となった亡骸の指を一本折り取ると、他の男達もそれに続いた。

 泉の水は飲んだ人間を金に変える。
 くじを引いて選ばれた一人を金に変え、潰して売ることで村は栄えた。村人達は犠牲になった一人に感謝しながら暮らした。

 犠牲者の家族は亡骸の望んだ箇所を自分たちのものとすることができる。
 娘は父の頭を持ち帰り泣きながら埋めた。

*~*~*

「…そうして隠された頭が発見され黄金の秘宝として今まさに我々の前に」
「展示物にテキトーなキャプションつけるのやめろよ」

 二人は次の展示に進んだ。
 そこにあったのは黄金の(伏字)。

「…娘じゃなくて息子が選んだな」
「ああ、潰すにしのびなかったんだろう」
2016/07/25

ページの端(pisforpage超短編)■夏氷 サイト未・なろう済

[ ]
「夏氷の日なんだって」
 そう言いながらこんもりと盛られた氷をスプーンですくう従姉。

「食べる?」

 差し出されたスプーンに背中を向けた。

 からかってるのは分かってるんだ。

 真に受けて俺が口開けたら、目の前で引っ込めて自分で食うつもりだろ。

*~*~*

 突然、冷たくて柔らかい何かを首筋に押し付けられ、出かけた悲鳴を飲み込んだ。

「おすそわけ」
 笑いを含んだ声が耳の後ろから響く。

 お前なんか大嫌いだ。
 俺のこと好きでもなんでもないくせに。
 俺のことなんて好きにならないくせに。

※夏氷=かき氷。7月25日は夏氷の日です。
2016/07/26

ページの端(pisforpage超短編)■雪の日 サイト未・なろう済

[ ]
 目覚ましを止めても起こしてくれるから。
 彼の枕に顔を埋めて寝るのがすごく幸せだから、安心してた。

 今朝起きたら誰もいなくて「とうとう彼に見捨てられた!」って絶望でわんわん泣いた。

 雪かきから戻った彼に「なんで泣いてるの」って言われてまたわんわん泣いた。

*〜*〜*

 ごめんなさい、ちゃんとひとりで起きます。いい人になります。変わります。捨てないで。

 って泣きながらすがりつく彼女にドン引きする。

 ……寝ぼけて俺の枕くんくんする姿が目が開かない子犬みたいでかわいいから俺が目覚まし止めてる、っていまさら告白したら怒るよな、ぜったい。
2016/07/27

ご返信(拍手7/24-25) ご返信

[ ]
いつも読んでくださってありがとうございます。拍手やブクマなど頂いた反応も大変ありがたく受け取っています。
以下拍手コメントのご返信です。(自ブログと小説家になろう活動報告に同じ内容を載せています)

07/24 10:48に返信不要でコメント下さった方、ありがとうございます。

07/25 08:57 頑張れ社長、超頑張れ!


コメントありがとうございます。本人は不憫って言われたらいぶかしげな顔をしそうですが周囲は肩を震わせてるかもw
2016/07/27

ページの端(pisforpage超短編)■水晶の鳥 サイト未・なろう済

[ ]
※蔵出し新作その1



 かつて母の実家には羽根の一本一本まで繊細に彫られた水晶の鳥があったそうだ。

 いわれを聞く母に祖母は「女中が掃除を怠けていないか確かめるために置いてある」とうそぶいていたらしい。

 女中は女中で「他の場所の掃除は手抜きでもこれを磨いておけば奥様は気づかない」とうそぶいていたらしい。

 やがて祖母が亡くなり、遺言で女中に遺されたという鳥の行方は分からなくなった。

 その話を聞いてから私は時々その後を想像した。

 例えば祖母亡き後も毎朝筋ばった手で水晶を磨き上げる女中の姿を。
 あるいは役目を終え、どこか高い高い場所から投げ落とされる鳥の姿を。

 そんな中で私がいちばん好きな想像は、さっさと鳥を売り払い、祖母から遺されたお金で悠々と世界一周の船旅に出る老女の姿だ。

 想像の中の彼女はきりりと背筋を伸ばし、羽根飾りのついた小粋な帽子をかぶり、手すりを磨く水夫の手際の悪さに口を出したくてうずうずしている。
 たぶんそんな彼女の背後では、道草をくっている祖母の霊がにやにやしている。



―――
明日で連続更新おわりです。
2016/07/28

ページの端(pisforpage超短編)■刷り込み サイト未・なろう済

[ ]
※蔵出し新作その2。これにて連続投稿おしまい。



 部活の後で着替えて新しいコロンをつけたら、部室に入ってきた部長が大声で言った。

「なんかばーちゃんみたいな匂いしねぇ?」

 白檀系の香りはたしかにちょっとクラシカルだけれども!!!――と憤った私を引き連れ、部長が訪れたのは近くの病院。

「ばーちゃん! 生きてるか?」
「失礼な子だね。死ぬような病気じゃないよ」
「だよな、整形外科ってシップの匂いがさわやかだな!」
「帰れ」

 ベッドから身を起こした老婦人が手で虫を払うような仕草をした。
 が、部長は気にした様子もなく私の服を引いてベッドのそばまで近づいた。

「なあなあ、ばーちゃんが『もう売ってない』って言ってた昔の香水、これと同じ匂いだよな!」
「――おまえまさか通りすがりのお嬢さんを無理やり連れてきたんじゃないだろうね」
 老婦人が部長をにらみあげた。
「ちげぇよ、俺の後輩!」

 老婦人は私に向かって深く頭を下げた。
「この子の祖母です。大変ご迷惑をおかけしました。馬鹿孫に代わってお詫びします」
「いえいえ、ちょっとびっくりはしましたけど事情は聞いたので。これなんですがどうでしょう?」

 私が差し出したアトマイザーを両手で受け取ったおばあさまは、顔の前でそれを少し振って、手首に向かってひと吹きし、やがて、にこりと微笑んだ。

「ずいぶん経つのによく覚えてたね」
「な! 同じだろ? 俺大好きだったんだよばーちゃんの匂い」

 部長がにこにこしながら言った。
 思ったこと全部口からだだもれするし、しばしば不適切な発言をするけど、部長は優しいし面倒見もいい。
 部長の言う「ばーちゃんの匂い」に古臭いとか年寄り臭いという意味はないのだ、なかったのだ。……「祖母が使っていた、大好きだった香り」って言い換えは、たぶん部長には無理なんだろうなぁ。

 おばあさまは私に向かってふたたび深く頭を下げた。
「ご迷惑でしょうが、この香水を買える場所まで馬鹿孫を案内していただけませんか? 買い物メモ入れたかごでも首から下げていかせりゃいいんでしょうが、迷子になってその辺ぐるぐる回ってたどり着けないといけないのでお願いします」
 完全に部長を駄犬あつかいしたセリフに、思わずふきだしながら答えた。
「はい、大丈夫です」
 おばあさまは白い紙でお札をさっと包んで部長に渡し、小声で何か指示を出した。

 廊下に出たとたんに部長が言った。

「ばーちゃんがこの金で香水買ったあと、メシご馳走して家まで送れって」
「部長……いろいろ台無しです」
「あと『あたしの刷り込みに感謝しろ』って。どういう意味だろ?」

 ――――なんとなく意味分かっちゃうけど、部長には教えません。


-----
お付き合いありがとうございました。
ブログだと新→旧で読みにくい!という方は小説家になろう版でご覧ください http://ncode.syosetu.com/n5593dk/