2011/10/24

王子の正装について(F&I設定語り) 【キャラ・設定語り

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最近キャラ語りなどが増えてきたので、新規カテゴリを作ってみました。

この記事では王子の正装設定を語ります。(できれば「王太子の結婚」11章読了後の閲覧をお勧めします。)

まずアートとベンと(今回ほとんど登場しなかった)エドですが、この三人はフルコートドレス(宮廷服)と呼ばれる王子としての第一正装姿です。燕尾服に勲章を佩用したもので、日本の男性皇族や、外国の軍に所属していない男性王族(スウェーデンのダニエル王子など)も正装時はこの姿になります。本文でベンとアートが同じ格好と書いたのは手抜きじゃなくて(笑)ルールが多くて着崩しようがないからです。
三人とも公式行事の時はいつもこれを着てるので、特に感慨もなく普通に着こなしていたと思われます。(ただしアートはもしかしたらこれを機に新調したかも。)
花婿の付き添いと花婿は伝統的に同じ格好をすることになっているので、もし付き添いが弟でなくお友達だったりしたら付き添いの方もこれを着ることになったと思いますが(別に王子しか着られない服ではないので)、大綬など持っていなかったでしょうから多少胸回りが寂しかったと思われます。

四兄弟が佩用していた大綬は、ただのタスキ飾りではなく勲章の一種です。ベスも持ってますが、今回は新郎のいとこという少し引いたポジションなので普通に昼用の光らない素材のドレスに揃いの帽子という、キャットとあまり変わらない姿だったと思われます。(オートクチュールだけど。)
この大綬章は(勲章の名前は勘弁して下さい)メルシエ王国では成人王族に授与されるもので、左肩から佩用します。チップが人命救助(「ロビンと僕」にちらっと出てきた)で貰った胸に留めるタイプの勲章は、この大綬の上から佩用しています。
ちょうど昨日成人された眞子様に宝冠大綬章が授与されたそうですが、これは右肩から佩用するようです。(これは皇族以外にも贈られる勲章です。)どちらの肩から佩用するかは勲章の種類で決まっているそうです。(参考;Wikipedia「勲章」)

チップは予備役ですが退役したわけではないので海軍中尉として軍服が正装になります。しかし今回着ていたのは儀礼服といい、通常勤務の際に着るものとはデザインも装具も異なります。

Wikipediaの「軍服」にはこのようにあります(以下引用)
「正装用の服は廃止される傾向にあり、礼服或いは通常勤務服に所定の装具や勲章本体を着装することにより正装としている国が増えている」(Wikipedia contributors. "軍服." Wikipedia. Wikipedia, 13 Oct. 2011. Web. 24 Oct. 2011. )

チップが着ていたのは前者、先週末スペイン皇太子賞を授賞されたフクシマの英雄の皆さんが着ていらしたのは後者の正装です。ウィリアム王子の結婚式でウィリアム王子と付き添いのヘンリー王子が着ていたのはチップと同じ、前者のタイプでした。どちらのタイプも正装時は規定の肩章や袖章、飾緒、ベルト(サッシュ)等を一緒に身につけます。
イギリス王室の皆さんが色も形もばらばらな軍服を着ていたように、儀礼服は伝統的なデザインで部隊毎に違うそうです。詰襟が多いのもそういう理由だと思われます。(昔の軍服に詰襟が多かったのは首を保護するためだったそうですが、今は襟ごときで身を守れないし動きにくいからか、通常軍服はテーラードカラーが多い。)

メルシエ王国の四王子ではチップしか着ていませんでしたが(なんで他の兄弟は軍隊経験がないんでしょうね。どこかで後付けの設定を捏造しますけど)実際の各国王族男性はほとんど軍隊に所属し名誉●●というような肩書きも持っているので、どこかの国で結婚式があるという時には軍の正装で参列される方が多いです。

飾緒は「しょくちょ、しょくしょ、かざりお」と読み方がいろいろあります。イメージ的には金ですが銀もあり、また右肩につけるか左肩につけるか、太さや編み方など部隊や階級によって細かく分かれているとのこと。(以上Wikipedia「飾緒」からの受け売り。)チップは右肩の設定になっています。

これ全部F&Iシリーズのために調べたんですが(笑)タイムリーなニュースが二つも絡んでびっくりです。
多分この無駄知識が皆さんの日常で役に立つことはないと思いますが、膝から溶けて崩れるようなチップの正装姿をイメージする助けになれば幸いです。あ、もちろん髪の色と瞳の色は各自お好みでどうぞv